Re-Orderという考え方
「Amazon DASH」「Amazon DASH Button」をご存知でしょうか。Amazonのロジスティックスベネフィットをよりシームレスに活用するためのサービスです。
Amazon DASH
Amazon Dash - Shopping made simple - YouTube
Amazon DASH Button
Introducing Amazon Dash Button: Place it. Press it. Get ...
概してエネルギー産業のマーケットは、「ヒト・モノの移動」をターゲットとしています。穿った言い方をすれば、「ヒトやモノの移動が必要ない世界は、エネルギー産業にとっては脅威」という言い方になります。人もまた身体を動かすことによってカロリーを消費しますね。私はカロリーが消費できずに、身体が大きくなりつつありますが。
さて、ある10人がそれぞれ車に乗って、またはバスや電車に乗って日常品の買い物に行くルーチン作業と、オンデマンドで配達される配送車が3台〜5台配車されるのでは、どちらが環境に優しく、また移動時間の節約になるのでしょうか。ウインドウショッピング、という付帯価値を除けば、圧倒的に後者の方がエネルギー効率が良いはずです。ちなみに時間効率についてはAmazonプライムの活用で24時間以内は担保できるかと思います。
Amazon DASHはRe-orderのスキームを再定義しています。消費者はすでに日常品の選択肢を求めているわけではなく、「必要な品をすでに手に入れており、持続的に活用したい」状況にあるのです。つまりジャストインタイムで商品が手に入れば買い溜めも必要なければ、そもそも様々な商品から選ぶ必要もない。いや、商品を選びに行く時間がすでにナンセンスじゃないでしょうか。
ファッション・雑貨であれば、その時間投資がすでにファッションですが、例えばインクジェットプリンタのインクを買うのに100円以内の値引きのために街ナカを探しまわるのでしょうか。多くの場合、以前検索した最安値の店・サイトを判断軸として購入先を決定するのかと思います。
Amazonは問います。そもそも買う商品が決まっていて、かつ最良の購入先が決まっているのに、また「検索」・「外出」し、「商品を探し」、「商品を購入し」、「家に帰る」という行為を繰り返す必要があるのでしょうか。そもそも「検索」や「外出」が気楽にできない状況にあれば、思考停止した状態で、今利用しているものをより容易く再購入(Re-order)できる状況を提案するべきでは?と。
新商品の開発も重要でありますが、スピーディに再購入できる仕組みを作ることが、新規流入コストをペイできる最善の策であるとか感じました。
CPAって意味があるの?
指標としての意味はあるが、それ以上の意味はない、と思っています。なぜなら、そもそもそのCPAの割り出しの前提設計は揃っていますか?という所と、CPAの数字がビジネス上のキャッシュポイントにどの程度影響を与えていますか?という、そもそもの疑問があります。
ダイレクトレスポンスのToCのEC系であれば、後者はイメージがつきやすいかと思います。が、例えばそのCookie設定が30日か90日かによってその指標はだいぶ異なります。つまり30日だと10,000円のCPAだが、90日だと5,000円ですと言われたところで、1CVの期間定義により単価が異なるだけであって、そもそもの1CVの価値が変わるわけではないのです。つまり1CVは1CVであって、その単価が期間によって低下するのは単純に母数の差でしかありません。
つまりはCPAは、担当者と営業側の安心感とか仕事している感としては機能するけれども、実際のビジネス成長に対して機能するかと言うと、あまり影響度がないと思います。なぜなら経営側が知りたいのは、その1CVがどんな可能性を秘めているかを知りたいからです。その1CVは今後ロイヤリティになるのか、どの程度リピートしてくれるのか、どれだけ単価を上げてくれるのか、どれほどの資産を持っているのか、そしてどんな人間なのか。
ダイナミックリマーケティングが全盛の今、相変わらずCPA基準で判断されるケースが多いけれども、リマーケするには初期流入を増やさないといけないわけであって、初期流入には一番難しい興味・関心を抱かせないといけないわけで、いつの間にかブランディングしないといけないわけであって、結果的にその刈り取りのCPAってどっからどこまで含めますか?ってなるわけです。つまりはCPAを掲げるのであれば、GRPとか交通広告のリーセンシーとか、イベントとか、ポスターとか、Webバナーとか、SEMとか、そういった数字を鑑みて出してますか?となります。
反対意見ばかり書いたけれども、CPAは思考停止的に仕事するにはもってこいの指標ですね。
じもリンピック閉幕
じもリンピック
1年半も寝かしていたブログですが、久しぶりの更新です。前回のコンテンツ・マーケティングセミナーから、新たなマーケティング施策を行っております。今回は地元をテーマに、動画マーケティングを行っています。
【地元ルネサンス・仕事ルネサンスとは】
「地元ルネサンス・仕事ルネサンス」は、「We Love Jimoto」をサブコンセプトに、日本全国の地域の風習・風土を、“祭り”や“地元に根付いた仕事”を通して魅力を再発見し、「地元での、新しい働き方」を模索していくプロジェクトです。地域の文化を支える地元の仕事を再発見し、新たな雇用創出と労働力の活性化により地域貢献へ繋げていくことを目的としています。
URL: http://www.e-aidem.com/contents/campaign2014/renaissance/index.htm
地元で働こう、となるとどうしても都心部↔地方の対立構造がイメージされがちですが、今回の地元の定義は「小学校や中学校の通学路」と位置づけています。都心に疲れたから地方に帰ろう、という趣旨ではなく、どこにいても地元で働くことをイメージしながら「地元の仕事を再発見(ルネサンス)」しよう、というコンセプトを掲げています。
そして今回の施策の目玉は長尺(本編約7分動画)でのWeb動画マーケティングです。本編への道筋として、ティザー動画とまた本編を編集したダイジェスト動画を事前に告知。その後に本編での施策を行った結果、関連動画の完全試聴回数は約600万回の再生回数となりました。
また本施策を通し新たな広告商品も開発され、今年はWeb動画マーケティングの動向が活発になりそうです。
ここで告知ですが、来る3月14日(土)のホワイトデーに、またもDPZさんとイベント・セミナーを開催します。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000464.000002663.html
【イベント詳細】
■日時・スケジュール
3月14日(土)
第1部 12:00開場・開演/17:00終了
第2部 18:00開場/18:30開演/21:30終了予定
■内容
第1部 地元の食べ物無料試食会(入場無料出入り自由)
第2部 面白サイトで記事を書く豪華ライター陣による、「地元」をテーマにしたプレゼン大会
(有料チケット入場制)
※プレゼン出演メンバー
デイリーポータルZ(林氏、地主氏、べつやく氏、安藤氏ほか)、オモコロ(原宿氏、アインツ・ワッパ氏)、
ライブドアニュース(谷口氏)、はてなブロガー(暇な女子大生氏)、ハイエナズクラブほか
■場所
東京カルチャーカルチャー(運営:ニフティ、東京都江東区青海1-3-11 Zepp Tokyo2F)
有名ブロガーたちが一同に介しますので、ご参加下さい。
コンテンツマーケティングセミナーに登壇しました!
さて既に2ヶ月近く時間が経っていますが、10月23日(水)はてな×LINE×ニフティ・デイリーポータルZ共催、第2回「コンテンツマーケティング・セミナー」にて登壇しました。
セミナーの趣旨として、
ソーシャルメディアなどで話題になりやすいコンテンツの作り方をご紹介します。
現場のコンテンツ制作者による、様々な企業とのタイアップで制作したコンテンツ事例とその効果を紹介すると共に、クライアントがどのように社内で企画を通したのか等をご紹介します。
はてな×LINE×ニフティ・デイリーポータルZ共催、第2回「コンテンツマーケティング・セミナー」を開催します!(参加無料)
第一部:「バズるコンテンツの実例と、企画の通し方」
第二部:パネルディスカッション「メディアの本音とクライアントの本音」
プログラムは二部構成で、私は株式会社はてなの山田聖裕さんと登壇しました。
※U-NOTEさんに当日の模様が掲載されています。
SEO・SEMでは、金融・人材・不動産はSランクと言われることがありますが、アドテクにおいても、EC同様に激戦区となっています。マス広告(テレビ・交通広告・新聞・雑誌)から、Webマーケティングまで一貫した導線設定を行う中で、コンテンツマーケティングの重要性と、また実務担当として、社内での企画の通し方などをプレゼンしました。
今回取り上げた企画は、山登りに適したアルバイトの制服はどれか?と、連動企画である登山する「バイト戦士」におもしろいセリフを言わせよう!の2本です。当時展開していたテレビCMの補完ストーリーとして位置づけた企画で、はてなさんとDPZさん、そしてアイデムの3社タイアップ企画として成立しました。
記事の中でも追いかけられていますが、大楠山を本当に制服でハイキングし、革靴を破壊しました(マイシューズ)…。
実は上記2本の他にスピンオフ企画があり、はてなセリフで投稿された内容をまとめた記事が上がっています。バイトに好きなセリフをしゃべらせてみたにて、得に面白かった投稿を紹介していますので、お楽しみ下さい。
そしてこんな会社で一緒に働きたいと思った方は、下記よりご応募下さい。
うちの「オカヤス」がどこに行ったか知りませんか?
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