ワクワク・ライフ・バランス

誰を向いて仕事をするのか?

BHB→バーグハンバーグバーグの略称ですって。知ってましたか?

2年かけて。

 2013年からはてなさんDPZさんと一緒に仕事をしながら、面白コンテンツの本丸であるバーグハンバーグバーグさんとメディアを一緒に運営していくこととなりました。www.e-aidem.com
まずはヨッピーさんの記事から。www.e-aidem.com
しもださんと一緒に登壇したセミナーはこちらです。directorblog.jp

地元のコロッケ。

 ジモコロは地元のコロッケの話しではありません。バーグハンバーグバーグさんが運営するオモコロ同様、地元に転がっている話題を取り上げ紹介していくメディアとなっています。

やっぱりコロッケは美味しい。

 という訳で、とりあえず顔出しでコロッケを食べました。www.e-aidem.com
打合せが始まったかと思いきや、会議室に用意された山盛りのコロッケ。打合せどころか、徳谷さんの話しを遮りコロッケを食させて頂きました。ご馳走さまでした。

まずはコンテンツマーケティングのスタンダードを。

 実はアイデムはジモコロ以外にもブログメディアを運営していますが、いわゆる真面目系のコンテンツが多くノウハウ的な内容になっています。その中でジモコロはまず面白さを軸にコンテンツマーケティングを進めて行きたいと思います。

コロッケのコロ沢。

 さて今後コロ沢はどうなるのか。www.e-aidem.com
そもそもコロ沢くんなのか、コロ沢ちゃんなのか。コロッケマーケティング?に期待です。

Webマーケティングの範囲は

未だにわかりません。

 私がマーケティング領域に足を踏み入れた当時、鉄板はガラケーSNSバナーのバルク買いでした。バルク買い、というのは3ヶ月これだけの枠を買うので安くしてね、といういわゆるボリュームディスカウントです。ガラケーSNSといえば、今ではもうスマホのアプリ会社で有名ですね。
 まずはインプレッションとかクリック率とか、そう言ったものが判断材料で流入軸が重要でした。

見えると気まずい。

 当時、ガラケーでのCV測定は中々に難しいものがありました。エンジニアも、サーバーベンダもCV測定の概念がなく、各キャリア毎の測定方法に難儀しました。UIDなど、ありました。PCに関してはタグ実装での運用が可能になり、比較的、広告効果の改善の道筋がつきやすくなりました。反面、今まで「こんなにPVあります」「こんなに登録ユーザーがいます」という営業と、運用後の実数の乖離があり、「インプが伸びなかったので補填しますね」「全くCVが…」という状況が生まれ、見えたがために、それまでの判断材料とは全く異なる指標を気にする事になりました。

未だに使うPDCAと運用

 各種広告効果測定ツールが当たり前になると、営業さんも「PDCA」と「運用」という営業手法に切り替え始めました。これは今ではスタンダードになっています。言い換えると、「ぐるぐる回しましょう」とか「とりあえずやってみてダメだったら考えましょう」という営業話法が増えました。つまりそれまでの営業は実際の所、(良く知らないけれど)「こんなにPVあります」と売っていただけでした。

ジーパン履いた人

 当時、サイトカタリストやビジョナリスト、ADPLANやアドエビス、そしてWebAntennaを導入・検証しながら運用していた所、ジーパン履いた人が営業にやって来ました。それは当時まだ設立されたばかりのFreakOut社で、持ってきたのは今では当たり前のDSPでありました。RTBとサイエンス&アートとか、ヒッピーかと思いました。

ええ、わかります。モレッリ法ですよね?

 並行して話題になっていたのがアトリビューションです。考古学を学んでいた身からすると、アトリビューションと言われると、帰属からの作品鑑定をイメージしてしまうのですが、アドテクでのアトリビューションはいわゆる貢献度合いの話しでした。そのために当時iogous*markと言われた第三者配信システムを実装して、Web広告って意味あるの?あれ勝手に出てるだけで意味ないでしょ?ねぇ、意味ないでしょ?という疑問を検証し始めました。

何がビックリかって、アイコンがほとんどゾウ。

 ログデータを保管できる様になると次はビッグデータでした。当時はインフラマーケットとしてスマート・グリッドやスマート・コミュニティがもてはやされ、その表層では数多のクラウドサービスがローンチされました。無料で、と掲げながらも、個人情報取得CPAから考えれば全然安い無料利用を軸に、ドンドコ個人情報を取得するクラウドサービス。私たち事業者側もDSP/SSP/RTB同様に、Hadoopへの態度を考えはじめました。

わかっちゃいるけれども、指くわえて見ている。

 各種ログデータを「見える化」できる事により、「人の行動」は統計的に見える様になりました。しかしながら「その人」にまだ行き着けません。つまり一人ひとりを対象としたマーケティングには、足りないパーツがたくさんありました。例えばメールDMを個別に自動的に、人が読んでもおかしくない様に、しかも見たくなるメールDMを自動的に生成することの難しさを改めて感じました。DMPを導入し、レコメンドに力を入れはじめたのもこの頃です。

相手は、人である。

 Webの世界はコードです。人は残念ながら論理だけでは測れません。つまり一人ひとりのニーズを拾おうと考えると、泥臭く拾っていかなければならないのです。まさにサイエンス&アート。具体と抽象の戦いなのです。統計データは全体の傾向は示してくれますが一人ひとりのニーズには手が届きません。コードで書かれているコンテンツを、より感情に近づけなければ一人ひとりの興味・関心を引くことはできないのです。

つまり。

 アドテクが進化して、Webマーケティングも見える化が進みましたが、それは結局現実世界で可視化されていたものが、Web上に転換されただけなのでした。人を動かすには、入念な分析と設計が必要になりますが、それでも足りません。広告は今までも、テレビや新聞や雑誌や交通広告や屋外広告や、それこそ評判や口コミを使って人を動かそうとして来ましたが、王道はありません。半径100Mの目視距離が、Webに転換されることにより世界中の距離がほとんど0距離となり、また一人ひとりの行動ログも数値化できる様になってはいます。それでも人を動かすのは、結局のところクリエイティブの力だったり、キャッチコピーだったりします。入念なシミュレーションは、結局計算できる範囲内の結果しか生みません。Webマーケティングが挑まないといけないのは、計算外の大きなインパクトだと思います。

そこで。

 昨年からDSP/DMPの計算範囲内の動きを抜け出すべく、業界のトレンドはWeb動画へと移行しています。私たちも昨年夏からWeb動画へと移行していますが、まだまだテレビとWeb動画の住み分けは難しく、何より動画を作る側、また代理店も、未だにWeb動画のフレームを測れずにいます。彼らの経験はテレビ動画にあり、Web動画にありません。
 テレビと違い、「さぁ動画を見よう」というユーザは動画サイトに行きますが、それ以外の大多数はパソコンやスマホから音が出ることに対してあまり期待感がありませんよね。Web動画制作の障壁はそこにありました。テキストや画像を見るWebサイトの中に、動画を挟み、また台詞やナレーションを聞かせないといけないのです。音声出力をオンにさせる。このアクションを起こさせる動画が、まずはWeb動画にて必要となりました。

トライ&エラー。

 未だに何が正解かわかりませんが、今のところWeb動画は人気です。ソーシャル上に流れる言葉もネガは少なく、表面的にはポジに取られている様に思います。ただこれから各社がWeb動画に参入することによりその市場も消費されるものになってしまうでしょう。その後を見通し、また新たなWebマーケティング施策を考え続けなければなりません。
 さて、Webマーケティングの範囲はどこまで広がるのでしょうか。

Re-Orderという考え方

 「Amazon DASH」「Amazon DASH Button」をご存知でしょうか。Amazonのロジスティックスベネフィットをよりシームレスに活用するためのサービスです。
Amazon DASH


Amazon Dash - Shopping made simple - YouTube


Amazon DASH Button


Introducing Amazon Dash Button: Place it. Press it. Get ...

 概してエネルギー産業のマーケットは、「ヒト・モノの移動」をターゲットとしています。穿った言い方をすれば、「ヒトやモノの移動が必要ない世界は、エネルギー産業にとっては脅威」という言い方になります。人もまた身体を動かすことによってカロリーを消費しますね。私はカロリーが消費できずに、身体が大きくなりつつありますが。
 さて、ある10人がそれぞれ車に乗って、またはバスや電車に乗って日常品の買い物に行くルーチン作業と、オンデマンドで配達される配送車が3台〜5台配車されるのでは、どちらが環境に優しく、また移動時間の節約になるのでしょうか。ウインドウショッピング、という付帯価値を除けば、圧倒的に後者の方がエネルギー効率が良いはずです。ちなみに時間効率についてはAmazonプライムの活用で24時間以内は担保できるかと思います。
 Amazon DASHはRe-orderのスキームを再定義しています。消費者はすでに日常品の選択肢を求めているわけではなく、「必要な品をすでに手に入れており、持続的に活用したい」状況にあるのです。つまりジャストインタイムで商品が手に入れば買い溜めも必要なければ、そもそも様々な商品から選ぶ必要もない。いや、商品を選びに行く時間がすでにナンセンスじゃないでしょうか。
 ファッション・雑貨であれば、その時間投資がすでにファッションですが、例えばインクジェットプリンタのインクを買うのに100円以内の値引きのために街ナカを探しまわるのでしょうか。多くの場合、以前検索した最安値の店・サイトを判断軸として購入先を決定するのかと思います。
 Amazonは問います。そもそも買う商品が決まっていて、かつ最良の購入先が決まっているのに、また「検索」・「外出」し、「商品を探し」、「商品を購入し」、「家に帰る」という行為を繰り返す必要があるのでしょうか。そもそも「検索」や「外出」が気楽にできない状況にあれば、思考停止した状態で、今利用しているものをより容易く再購入(Re-order)できる状況を提案するべきでは?と。
 新商品の開発も重要でありますが、スピーディに再購入できる仕組みを作ることが、新規流入コストをペイできる最善の策であるとか感じました。

CPAって意味があるの?

 指標としての意味はあるが、それ以上の意味はない、と思っています。なぜなら、そもそもそのCPAの割り出しの前提設計は揃っていますか?という所と、CPAの数字がビジネス上のキャッシュポイントにどの程度影響を与えていますか?という、そもそもの疑問があります。
 ダイレクトレスポンスのToCのEC系であれば、後者はイメージがつきやすいかと思います。が、例えばそのCookie設定が30日か90日かによってその指標はだいぶ異なります。つまり30日だと10,000円のCPAだが、90日だと5,000円ですと言われたところで、1CVの期間定義により単価が異なるだけであって、そもそもの1CVの価値が変わるわけではないのです。つまり1CVは1CVであって、その単価が期間によって低下するのは単純に母数の差でしかありません。
 つまりはCPAは、担当者と営業側の安心感とか仕事している感としては機能するけれども、実際のビジネス成長に対して機能するかと言うと、あまり影響度がないと思います。なぜなら経営側が知りたいのは、その1CVがどんな可能性を秘めているかを知りたいからです。その1CVは今後ロイヤリティになるのか、どの程度リピートしてくれるのか、どれだけ単価を上げてくれるのか、どれほどの資産を持っているのか、そしてどんな人間なのか。
 ダイナミックリマーケティングが全盛の今、相変わらずCPA基準で判断されるケースが多いけれども、リマーケするには初期流入を増やさないといけないわけであって、初期流入には一番難しい興味・関心を抱かせないといけないわけで、いつの間にかブランディングしないといけないわけであって、結果的にその刈り取りのCPAってどっからどこまで含めますか?ってなるわけです。つまりはCPAを掲げるのであれば、GRPとか交通広告のリーセンシーとか、イベントとか、ポスターとか、Webバナーとか、SEMとか、そういった数字を鑑みて出してますか?となります。
 反対意見ばかり書いたけれども、CPAは思考停止的に仕事するにはもってこいの指標ですね。

じもリンピック閉幕

 じもリンピックが無事に終了しました。前売りチケットも順調に売れ、当日は満員御礼。開催前には、妄想彼女の地主さんに、旗振り通信までしてもらい、盛り上げて頂きました。また当日は様々なブロガーの方々にご参加いただき、またいくつかのブログが上がっていますので、ご紹介いたします。

mofutofu.hatenablog.com

sada-kiyo.hatenablog.com

 ちなみに暇な女子大生さんにはご登壇いただきましたが、登壇前にハイボールをかっくらい過ぎて、プレゼンと言うよりは酔っぱらいが絡んでる感が出ていてとても一体感がありました。またハイエナズクラブから赤ソファさんとみわさんが参加しましたが、笑いで会場を包んでいました。ちなみに、DPZがライオンで、そのおこぼれに預かるからハイエナズクラブなんです、と紹介されていましたが、インパクトはハイエナどころではありませんでした。
 DPZの林さんが登壇当日に記事を書いたあのドレスを来て登壇し、Twitter上でも話題となりました。目視する限り明らかに青色でした。
今では元はてなで現ユーザベースの山田さんもしっかりとはてな枠で参加いただき、この半年間の施策の節目を迎えることができました。
 「とりあえずフェスやろうよ」という会議室での打ち合わせから始まった一連の企画が、やっと形になりました。皆さま、本当にありがとうございました。
 さて、第二階はいつ開催しましょうか。

じもリンピック

 1年半も寝かしていたブログですが、久しぶりの更新です。前回のコンテンツ・マーケティングセミナーから、新たなマーケティング施策を行っております。今回は地元をテーマに、動画マーケティングを行っています。

【地元ルネサンス・仕事ルネサンスとは】
「地元ルネサンス・仕事ルネサンス」は、「We Love Jimoto」をサブコンセプトに、日本全国の地域の風習・風土を、“祭り”や“地元に根付いた仕事”を通して魅力を再発見し、「地元での、新しい働き方」を模索していくプロジェクトです。地域の文化を支える地元の仕事を再発見し、新たな雇用創出と労働力の活性化により地域貢献へ繋げていくことを目的としています。

URL: http://www.e-aidem.com/contents/campaign2014/renaissance/index.htm

 地元で働こう、となるとどうしても都心部↔地方の対立構造がイメージされがちですが、今回の地元の定義は「小学校や中学校の通学路」と位置づけています。都心に疲れたから地方に帰ろう、という趣旨ではなく、どこにいても地元で働くことをイメージしながら「地元の仕事を再発見(ルネサンス)」しよう、というコンセプトを掲げています。

 そして今回の施策の目玉は長尺(本編約7分動画)でのWeb動画マーケティングです。本編への道筋として、ティザー動画とまた本編を編集したダイジェスト動画を事前に告知。その後に本編での施策を行った結果、関連動画の完全試聴回数は約600万回の再生回数となりました。

 また本施策を通し新たな広告商品も開発され、今年はWeb動画マーケティングの動向が活発になりそうです。

ここで告知ですが、来る3月14日(土)のホワイトデーに、またもDPZさんとイベント・セミナーを開催します。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000464.000002663.html

【イベント詳細】
■日時・スケジュール
3月14日(土)
第1部 12:00開場・開演/17:00終了
第2部 18:00開場/18:30開演/21:30終了予定

■内容
第1部 地元の食べ物無料試食会(入場無料出入り自由)
第2部 面白サイトで記事を書く豪華ライター陣による、「地元」をテーマにしたプレゼン大会
(有料チケット入場制)
※プレゼン出演メンバー
デイリーポータルZ(林氏、地主氏、べつやく氏、安藤氏ほか)、オモコロ(原宿氏、アインツ・ワッパ氏)、
ライブドアニュース(谷口氏)、はてなブロガー(暇な女子大生氏)、ハイエナズクラブほか

■場所
東京カルチャーカルチャー(運営:ニフティ、東京都江東区青海1-3-11 Zepp Tokyo2F)

 有名ブロガーたちが一同に介しますので、ご参加下さい。

コンテンツマーケティングセミナーに登壇しました!

さて既に2ヶ月近く時間が経っていますが、10月23日(水)はてな×LINE×ニフティデイリーポータルZ共催、第2回「コンテンツマーケティング・セミナー」にて登壇しました。

セミナーの趣旨として、

ソーシャルメディアなどで話題になりやすいコンテンツの作り方をご紹介します。
現場のコンテンツ制作者による、様々な企業とのタイアップで制作したコンテンツ事例とその効果を紹介すると共に、クライアントがどのように社内で企画を通したのか等をご紹介します。
はてな×LINE×ニフティ・デイリーポータルZ共催、第2回「コンテンツマーケティング・セミナー」を開催します!(参加無料)

第一部:「バズるコンテンツの実例と、企画の通し方」
第二部:パネルディスカッション「メディアの本音とクライアントの本音」

 プログラムは二部構成で、私は株式会社はてなの山田聖裕さんと登壇しました。
U-NOTEさんに当日の模様が掲載されています。

 SEO・SEMでは、金融・人材・不動産はSランクと言われることがありますが、アドテクにおいても、EC同様に激戦区となっています。マス広告(テレビ・交通広告・新聞・雑誌)から、Webマーケティングまで一貫した導線設定を行う中で、コンテンツマーケティングの重要性と、また実務担当として、社内での企画の通し方などをプレゼンしました。

 今回取り上げた企画は、山登りに適したアルバイトの制服はどれか?と、連動企画である登山する「バイト戦士」におもしろいセリフを言わせよう!の2本です。当時展開していたテレビCMの補完ストーリーとして位置づけた企画で、はてなさんとDPZさん、そしてアイデムの3社タイアップ企画として成立しました。

 記事の中でも追いかけられていますが、大楠山を本当に制服でハイキングし、革靴を破壊しました(マイシューズ)…。

 実は上記2本の他にスピンオフ企画があり、はてなセリフで投稿された内容をまとめた記事が上がっています。バイトに好きなセリフをしゃべらせてみたにて、得に面白かった投稿を紹介していますので、お楽しみ下さい。

 そしてこんな会社で一緒に働きたいと思った方は、下記よりご応募下さい。
うちの「オカヤス」がどこに行ったか知りませんか?
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