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誰を向いて仕事をするのか?

アドテック関西登壇記念:ad:tech kansai 2015

 ひょんなことからアドテック関西に登壇する事になりました。いつもは聞く側(しかもビジターパス範囲)だっただけに、スピーカー側にまわるというのはおかしな感じです。今回はFreakOutさんからの招待登壇で、ご一緒した方々は下記のページの通り。
[D-10] モバイルマーケティングの成功の秘訣とは | ad:tech 関西 2015 official Web site
※このメンバーになぜアイデムが?という感じですが、裏側では色々とやっています。

 Facebookの山崎さんの勤務地がシンガポールという事で、まずはFacebookメッセンジャーにてセッション内容を確認。1回目の打合せで、セッション内容から落とし所までを確認しました。実際、全員が集まれたのはこの1時間半程度の打合せで、後は個々に打合せをし、資料などはFacebookメッセンジャーでのやりとり。それぞれのITリテラシーが高くて、コミュニケーションに時間的制限や無駄がない?というのは素晴らしかったです。

 ちなみに、それぞれの立ち位置ですが、Facebook山崎さんがプラットフォーム側、SmartNews望月さんがスマートフォンアプリ視点で、FreakOut多湖さんはDSP事業者として、私は広告主側として望みました。"モバイルマーケティングの成功の秘訣とは”とセッションタイトルはあるものの、登壇者の結論は合意していて「モバイルの勝ち方をまさに模索している所」という事になりました。

 アドテックに始めて登壇者として参加してみて、運営会社のdmg::events Japanさんの熱量というものを今回感じる事ができました。今まではビジターだったために、様々なマーケターがいるなという位の感覚だったのですが、スピーカースペースではそういった人々としっかりとコミュニケーションを取って、全体コントロールをしている武富さんの姿が印象的でした。「日本のマーケティングを変えていこう」、そういった類の熱量がありました。

 私たちのセッションは良くも悪くも、1時間半の打合せの内容だったかと思います。良い意味で言えばざっくばらんな、悪い意味で言えばまとまりのない、ブランディングから刈取り、コンテンツマーケにソーシャル施策、動画マーケティングからアプリマーケティングにまで話題が広がり、しかも人材紹介のビジネスモデルと掲載課金でのビジネスモデルなど、一般にはディープな話しがあったかと思います。それでもありがたい事に300名程度の会場は席が埋まっていましたし、セッション後には幾人かと名刺交換をしました。私たちが当たり前としていることを、他者の視点で新鮮に捉え新たに再定義する事で、また新たな発見がある、という循環も良い経験となりました。

 何より今回は良きセッションメンバーに巡り会えたなと思います。アドテクの話しに始まり、グローバル営業に証券営業、文化や考古学、山登りとスマホアプリ、そして組織と経営など、多忙なメンバーが限られた時間内でそれぞれのプレゼンスを発揮できたのではないかと思います。会話の中で、「うちの会社は」という言葉が多く出るのか、「日本」や「世界」という言葉が多く頻出するのか、それは多分このブログのサブタイトルでもある「誰を向いて仕事をするのか」という意識に由来するな、と感じた出会いでもありました。