ワクワク・ライフ・バランス

誰を向いて仕事をするのか?

そろそろ2ヶ月

 「ジモコロ」が公開されてから約1ヶ月半が経ちました。立ち上げまでの道のりは長かったですが、リリースして見ればあっという間で、毎日記事のチェックとシモネタとの戦いです。企業からすればかなりリスキーな記事が毎日送られてくるわけですが、修正依頼に対して他の記事が担保されているという、編集長の柿次郎さんのやり手感がたまりません。ご結婚おめでとうございます。
 企業としては中身の数字が気になるところですが、1.5ヶ月のPV数が50万弱とかなりの賑わいを見せております。その数字が凄いのかあまり実感はありませんが、はてなさんはこの数字には驚いておりました。数字の中身としても、各記事に特色があり流入元が異なります。
 例えばヨッピーさんの記事は全方位的に。www.e-aidem.com
あぐ味さんのはてな記事ははてブパワーから。www.e-aidem.com
マンスーンさんに至ってはYouTubeでも大人気に。www.e-aidem.com
 ここから若干マーケティング寄りの話ですが、例えばIT系・エンジニアやWeb業界向けであれば、ホッテントリ入りを狙うのがオーソドックスです。またティーンや大学生など、ある意味セミマスであればTwitter。ビジネスマンやIT系・マーケターであればFacebook、そしてテレビ離れしているユーザーにはYouTubeと、ある程度の目測が経ちます。媒体ではセグメントが厳しくなっていますが、コミュニケーションツール単位ではある程度セグメンテーションが効くかと思います。
 かと言って、そのユーザー目掛けて、狙って広告を打っても響きません。コンテンツマーケティングとネイティブアドで訴求、というのがトレンドになっていますが、それにも限界があります。実はジモコロが始まる半年前に、とても真面目なオウンドメディアをリリースしていました。
 就活ニュース2016shukatsu-news.jp
 ここでは毎日就活に役立つニュースを配信しつつ、新卒サイトの認知を目的として運用していました。また告知手法としてPRリリースとネイティブアドを活用しました。ネイティブアドには一定の効果がありある程度の流入を稼ぐことはできましたが、1ヶ月のPV数はジモコロの半分にも届きません。もちろん対象ユーザーが狭いことや、シーズナリーが考えられますが、前述の様な各コミュニケーションセグメントからの多角的な流入動線を作れなかったのはひとつの反省点として受け止めています。
 反面、ジモコロはネイティブアドに頼ることなく、記事の拡散性だけで多角的な動線を設計し、またユーザー自身が楽しみ、他のユーザーを連れて来てくれています。ある意味マーケティングとしてはあるべき姿になっているかと思います。各記事のバランスとコンテンツの質、今のところは絶妙なバランスで運営されているかと思いますが、いつかジモコロがシモコロにならないかと日々ひやひやしているのは秘密です。
 つまる所本来的なコンテンツマーケティングとは、またそのコンテンツとは、ある意味リスクの切り売りであって、リスクを担保したマーケティングでは、結果期待以上の貢献はない、と言い切れるのでは、と思い始めております。リスク=シモネタ、という男性有意的マーケティングですので、今後は女性目線でのコンテンツマーケティング手法を模索したいと思います。