ワクワク・ライフ・バランス

誰を向いて仕事をするのか?

白やぎさんからお手紙着いた

 ジモコロの編集長・柿次郎さんから返信が来ました。jet-set.hatenablog.com
存在論的、郵便的な感じです。柿次郎さんは柿次郎さんであって、柿次郎さんでありません。実は源氏名なのです。お気をつけください。

いやー、ありがたいですね。仕事関係でこういうことをするのは初めてなんですが、アンサーブログっちゅうんですか? オーパーツ的な感覚で言うとトラックバックを飛ばして、個人ブログで打ち返す試みもアリなんじゃないでしょうか。インターネットのお戯れです。同じ「はてなブログ」だし。

 個人的には2004年から「はてなダイアリー」ユーザーでして、まさにトラックバック世代でして、逆にブログで言及してpingが明示化されないのは寂しい限りなのです。
 バーグハンバーグバーグさんとの出会いはシモダさんとのセミナー登壇が最初でした。directorblog.jp
 場所はLINEのセミナーホールで、田端さんが司会をする中300人くらいの業界関係者ばかりだったのですが、シモダさんはすでに一杯ひっかけていて、登壇者控室ではずっとモンハンやっていました。噂には聞いていたのですが、ビジネス面とおもしろ面は計算していて、多分キレキレのビジネスマンだろうと勝手に想像していたのですが、遊びの時間は終わらない人の方でした。
 次は原宿さんとアインツ・ワッパさんと、これまた違うセミナーにて登壇させて頂きましたが、アインツ・ワッパさんのネタがオカルト過ぎて、本気でビビリました。いや、お兄さん気になりますね。tcc.nifty.com
 原宿さんはちゃんとした人というイメージが強いのですが、そうは言ってもオモコロの編集長なので、上げてくるものはぶっ飛んでいるわけです。www.e-aidem.com
 そして柿次郎さんと山口むつおさんと、初めて仕事の話しをしました。当時はジモコロと言う名前も決まっていなくて、それこそ中学生シモネタ満載のネタ持ち寄り会でした。と言うか当時のネタが今のジモコロには一つも出ていないので、きっとこう言ったコミュニケーションの場で展開される気がします。一応バラして起きますが、バーグハンバーグバーグさんの企画・提案は、本格的にお笑いステージショーですので、観客は多い方が社内の巻き込み力は強くなります。
 さて、ジモコロですが、「面白いです」「コロッケですね」「あれ仕事なの?」と日々リアルコメントを頂いておりますが、「よく企画が通ったね」と言われます。前回の記事でも書きましたが、ローンチまでにかなりの時間がかかったのは事実ですが、企画が通ったか通ってないかの質問で言えば、マラドーナの神の手ゴールの様な感じです。この部分は、どうやらリアルにお話しする機会がありそうですので、その時までに温めておきたいと思います。
 では、なぜ「ジモコロ」を始めたのか。コンテンツマーケティングと言えば一般化されていて抽象的につかみやすい概念かと思いますが、単純にWebマーケティング上の一つの施策でしかありません。私たちの行うWebマーケティングは、検索系DBマーケティングですので、いわゆる金融・不動産・通販などのSEM/SEOを前提としたリターゲティング・レコメンド(ダイナミックリターゲティング)が一般的です。その効果を最大化させるために、指名検索数(認知)を上げ、新規ユーザー(流入)を増やし、マッチング(リターゲティング)を行います。
 このサイクルを繰り返すために、私たちはマスマーケ(テレビや交通)を行い、時にはイベントを行い、何だったらオーソリティサイトに純広を出し、記事広告を出し、結果的にSEM(DSA/RLSA)DSP(ダイナミック)のマキシマイズを図るのです。でもそれって持てるものが勝つ構造ですよね。何より検索クエリは限定されています(言っても有限)から、暴力的な資本があれば結果勝てるのです。そこにクリエイティブの可能性はありません。
 だからこそ、私たちはクリエイティブの可能性を信じています(信じなければいけません)。DSPや広告の自動化はトレンドであり、かつ業務効率化が図れますがそこにヒューマニティは存在しません。置換すればユーモアがありません。可能な限り私たちは広告においてユーモアを軸に制作をしていますが、それはあくまでも広告であり、発信主体は私たちにあります。広告主としてのメッセージをユーモアに乗せているだけです。つまり一方的なメッセージが込められている以上は、暴力の構造と同様である、という認識です。ジモコロはそれら広告の限界状況を突破するために配置された施策の一つであり、それを支えているのは柿次郎さんのモチベーションとライターの方々のユーモアに依るものです。
 なぜ「ジモコロ」を始めたのか。繰り返しではありますが、その理由は単純にWebマーケティング上の一つの施策でしかありませんが、そこに人間性があったからです。人口知能や自動化がトレンドになりつつあるメディア業界にあって、より人間らしい取り組みであったからです。柿次郎さんの不確実なモチベーションと、ライターの多様なユーモアがバタフライ・エフェクトを提供してくれると信じています。
 柿次郎さんからアンサーブログを頂いた直後に、ジモコロ編集会議を行いました。半分以上はシモネタでしたが、その時に「シモネタのボーダー」を決めました。議事録には、

【トピックス】
・シモダの下ネタ問題
 →下ネタはいいので、下ネタの新領域を見極める必要があるかもしれない
 →下ネタの工夫をしましょう。

と書いていますが、今日上がっていた記事には何も工夫がありません。股間です。股間にペットボトルです。www.e-aidem.com
 そろそろジモコロとシモコロを本気で分ける必要がありそうです。それから、柿次郎さんがこの度独立して「柿-ジロコロ」を始める様です。嘘です。