ワクワク・ライフ・バランス

誰を向いて仕事をするのか?

熱量が基本のオウンドメディアマーケティングセミナー

 本日8月26日、バーグハンバーグバーグの徳谷柿次郎さんid:kakijiroとのセッションセミナーである、オウンドメディアマーケティングセミナーに登壇しました。場所はFreakOutさんの会場を借り、生憎の天候ながらも満員に近い入りとなりました。お越し頂きました皆さま、誠にありがとうございましたbusiness.hatenastaff.com

 セミナー開催にあたり資料作成を行いましたが、作成しながら自分がマーケティング担当者だったら何を知りたいだろうと、できる限り視点をズラさない様に作成しました。結果、価値ある内容になったかは、セミナーが終わった後もわかりませんが…。

 今回この様な形でセミナーを開催できたのも、はてなの方々(高野さんid:mtakano)の実行力に依るものです。以前も同様に、はてなさんが進めていく企画にジョインするケースがありましたが、しっかりと他各社と共有・連携しつつ、安定的にイベントを開催していく様は流石だと思いました。また見学者の集客についても当初80名の枠に倍以上の応募があり、悪天候にも関わらず100名程度の来場は、抽選・選出の方法から歩留まり計算まで、大きなノウハウだと感じました。
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 そして今回はジモコロ名義ではありますが、柿次郎さんとの初セッションセミナーです。柿次郎さんは本当に柔よく剛を制す方で、しなやかな芯を持って様々な状況に対応して頂けます。実際、セミナー開催にあたっての下打合せは昼食を取りながらという簡単なもので、そもそも下書きもなく、それぞれが作った資料を当日合体し100%アドリブで行いました。それでも私の呼吸や、会場の雰囲気を感じつつ話す内容をコントロールし、タイムスケジュールを大きく乱すことなく閉会することができました。

 さて、セミナーを通して私たちは何を得たのでしょうか。はてなさんは、ブログMEDIAの営業見込みを得て、バーグハンバーグバーグさんはコンテンツ営業先を得たのは確かです。アイデムが得たものは数字的なものではなく「何をやらかすかわからない企業」としての認知を、ある程度得たのではないかと思います。それこそ役員の写真まで動員し、ある意味ブランディングとしても、「いつの間にか何かやってる企業」として同業各社様には紹介ができたのではないかと思います。実際、セミナー終了後に最大の?同業さんから「アイデムに先を越された」と社内をざわつかせた、という事実を確認できただけで大きな実績なんではないかと思いました。

 柿次郎さんの資料は熱量を基本としていました。ジモコロへの向き合い方も、その熱量が全てかと思います。しかし熱量は、触媒がなければ持続できません。会場の質問の中で「媒体に、運営側が飽きてきたら」という内容がありましたが、ある意味柿次郎さんがジモコロへの熱量を下げた途端に、ジモコロが腐敗(消費的になって)してしまう可能性も秘めています。ジモコロはこのまま地元の一次情報を発信し続けられるメディアであり続けたいと願いつつ、時間経過により運営そのものがルーチン化していく恐怖を感じた1日でもありました。

 これは本業である求人媒体にも通じる事で、熱量の無いルーチン作業で発信される情報に、人を動かす程のエネルギーが込められているのか、改めて考えさせられました。